主に細菌やウイルスなどの病原微生物が肺に感染して、炎症を起こす疾患です。呼吸器の防御機能が病原微生物を排除できなかった場合や、病気やストレスで免疫力が落ちているときなどに感染力が防御力を上回り、病原微生物が上気道から下気道、そして肺にまで入り込んで感染し、肺炎を引き起こします。
がん、心臓病に続いて、肺炎は日本人の死亡原因の第3位にあたる病気です。ご高齢の方や、慢性疾患を持っている方は肺炎にかかりやすく、しかも治りにくい傾向があります(肺炎で亡くなる方の約97%が65歳以上)ので、特に注意を要します。